羽生善治あなたは「羽生善治」という人物を知っていますか?彼は多くの天才、秀才がひしめき容赦ない戦いを繰り広げる将棋界で、たった一人が独占するなんて絶対不可能といわれたすべての将棋タイトル、七大タイトルを一時期独占してしまったという前人未到を偉業を成し遂げた稀代の天才棋士です。このときはあらゆるマスメディアがこの偉業ニュースを取り上げて、それ以来、羽生善治は各方面でマスコミに登場する機会が増えているので、もし、あなたが将棋に興味がない人でも「羽生善治」の名ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。

今日は「ブランディング」についてお話ししたいと
思っています。「ブランディング」そのものについては、
すでに別稿で述べているので、今回は人物に特化して
「ブランディング」の効果について述べてみます。

 ~別稿~
●ブランディングとは?~その必要性と効果と方法?~


「羽生善治」とは上記紹介した人物なので、
当然ながら物凄いブランディングを身に着けているのは
言うまでもありません。


「羽生善治」にまつわる有名な逸話として、
彼が若手として一番勢いがあったときの
「手の震え」の話があります。本当の話です。
(今の羽生さんが弱くなったというわけではありません)


将棋公式戦で「あっ、羽生さんの手が震えました」
「ということは、この勝負、羽生さんの勝ちですね」。


将棋番組を見ていると、解説者がそんなことをいう時があるのです。
どういうことかというと、羽生さんが駒を指すときに、
その手が突然震え出すときがあるのです。


ひどいときは、盤面にある他の駒を弾き飛ばして
しまうほどの震えです。しかも震えだしたら、
「100%羽生の勝ち」だというのです。


解説者はそれを見て「羽生の勝ち」だと言ってしまうのです。
でも、これっておかしいですよね。
解説者も将棋のプロだし、その本来の役目である
最後までの展開を予測検証していくことを放棄して、
手が震えた時点で羽生さんの勝利だと決めつけてしまうなんて・・・


なぜ手が震えだすのかというと、
羽生さん曰く「勝ちを読み切ったものの、最後まで油断してはいけないと
思ったときに起こる現象のようです」といっています。
いずれにしても、勝ちを確信した時に出てくる
現象であることは、羽生さん自身も認めているようです。


だから、対戦相手が、突然羽生さんの指し手が震えだすと
対戦者自身、戦況はまだまだだと思っていても、
その時点でもう戦意喪失してしまって、
戦う気力を失ってしまう棋士も中にもいたそうです。


勝利を確信した時の態度にこれほど分かりやすく
顕著な表れを示す他の棋士はいません。


そもそも、将棋とは日本古来からの伝統的なものですから
そこには、仮に勝ちを確信しても、相手を敬うために
あからさまに態度表明してはいけないという
日本人の美徳が背景にある暗黙のルールがあります。


でも、きっと「勝利というエクスタシー寸前」の
興奮状態を抑えきれずに、それが手がぶるぶる震えだすという
表立った現象としてでてくるのでしょう。


名人戦といったタイトルなどのプレッシャーのかかる
大一番ほど震えが大きくなります。
つまり手の震えの大きさは、エクスタシー度の高さに
比例しています。


でも、いくら相手が羽生善治であろうと、
対戦相手もプロだし、手が震え出したとしても
羽生さんだって人間ですから間違えはあるはずです。
なんとか打開策はないかと必死に考えて、
戦いを続けていけばいいと思うのですが・・・・


でも、そのくらい、無類の強さを誇る羽生将棋が
相手方に印象づけた彼の恐ろしいほどのブランディングが
成せる業(わざ)なんでしょう。


しかも、その表れが駒を指す手の震えという
極めて異様なモノとして、対戦相手の目の前に
突如出現する有様は、その恐ろしさを倍加するのでしょう。
だから、対戦相手もその勝負の行く末にあたかも盲目的(?)に
悲観的になってしまい、力を出せないまま終わってしまうのです。


ホリエモンふと、思い出したので、
ちょっと、人物を変えてみます。
「ホリエモン」いますよね。
堀江貴文さんです。
ホリエモンといえば、言わずと知れた
良きにつけ悪しきにつけ
色んな話題を提供してきた有名人です。
だから、これまた影響力ある強固な
ブランディングを持った人です。


知名度からすれば、羽生さんよりも、ホリエモンの方が
ずっと高いかもしれませんね。


そのホリエモンが
昨年のいつか「寿司職人が何年も修行するのはバカ」
「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。
センスのほうが大事」「そんな事覚えんのに何年もかかる奴が
馬鹿って事だよボケ」とSNS上で書いて物議を醸しだし、
いろんな方面に波紋を及ぼしました。


その発言した内容の是非はともかく
ホリエモンのもつ発言力の強さ、ブランディングの高さから
その発言に盲目的に「そうだ~!そうだ~!」と迎合してしまう
人たちもいるのではないか、ということです。


とても、長くなってしまいましたが、
結局、この記事で何を言いたいかというと、
高度にブランディングが構築されると、相手は盲目的になる
ということです。


そもそも、ブランディングの狙い効果の一つとして
相手を盲目的にさせることです。


ビジネスでもブランディング構築が大切だと言われるのは
相手にブランディングを感じ取らせることで、
以後、盲目的に商品を買ってもらうように
誘導するという点にあります。


AKBのファンたちが、商品の中身をあまり見もせずに
盲目的に購入してしまうのもブランディング効果の表れ
といえます。


こうすることによって、七面倒くさいマーケティングの
構築を一部省略させて販売を容易にすることができるので、
ブランディングの構築は重要なのです。


でも、ブランディングの盲目的効果は予定だとしても、
先の羽生善治の話やホリエモンの話のような類で、
そこで完全に思考停止状態になってしまうと、
これまた問題であり「自分の頭で考える」という
スタンスもしっかりもっておくべきでしょう。


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